last modified on [2003-05-18 01.25 (JST: GMT+0900) @725]
Author: 河本孝之 (Takayuki Kawamoto, aka philsci);
1st appeared on 17th May, 2003.
Acknowledgement: thanks to Brandon Sneed (aka nivenh), Jason Brisch (aka jbrisch), ayamame, liki, and all developers and contributors of each activity.
References:
nivenh (Brandon Sneed) and jbrisch (Jason Brisch), "BlueBox Overview" (2002).
BlueBox の圧縮ファイルを展開したら、いま動いているシェルを終了させて BlueBox をすぐに起動することはできます。エクスプローラであれば、Ctrl + Alt + Delete で開くタスクマネージャ(管理ツールで設定を変えている場合は Windows のシャットダウン・ダイアログボックスが開くので、そこでタスクマネージャを選択します)の「プロセス」タブで "explorer.exe" を終了させます。もし、ファイル操作で使っている「ファイラー・モード」のエクスプローラも起動しているなら、プロセス・タブではシェルのエクスプローラと区別がつかないので、ファイラー・モードのエクスプローラを終了させてからシェルのエクスプローラを終了させます(別にどっちでもいいのですが)。他の互換シェルを使っている方は、LiteStep なら litestep.exe、GeoShell なら geoshell.exe といったプロセスを終了させるか、それぞれのシェルでサポートされている終了動作を実行します。いま動いているシェルを終了させたら、bluebox.exe を実行すると BlueBox が起動します。ただ、これだとユーザーインターフェイスを BlueBox に指定してもいませんから、次に Windows へログインしたときは以前に使っていたシェルが再び起動してしまいます。そこで、ユーザーインターフェイスの登録までを含めてインストール作業を見ておきましょう。
いま使っているシェルを終了させると、タスクマネージャから BlueBox を起動できます。あるいは、「シェルマネージャ」と呼ばれるアプリケーションにあらかじめ bluebox.exe を登録しておいて、それから BlueBox を起動することも可能です。ただ、いづれにしても初めて BlueBox を起動し、更に BlueBox を常用のユーザーインターフェイスとして使いたいなら、レジストリにある所定の項目へ bluebox.exe を登録しなくてはなりません。
タスクマネージャなどからコマンドラインで bluebox.exe を起動させる場合には、"-install" というオプションをつけて起動すると、bluebox.exe が自分自身をレジストリに登録しようとします。

上記のようにして bluebox.exe を起動すると、次のようなダイアログ・ボックスが表示されます。

このダイアログ・ボックスでは、BlueBox を全てのユーザーが使うユーザーインターフェイス(シェル)としてレジストリに登録するか、それともいまログインしているユーザーだけのシェルとして登録するのかどうかを尋ねています。ここで「はい(Y)」を選択すると、レジストリの
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
というキーにある shell という文字列項目に bluebox.exe へのフルパスを登録します。「いいえ(N)」を選択すると、
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
というキーにある shell という文字列項目に bluebox.exe へのフルパスを登録します。
上記のダイアログ・ボックスでどちらかを選択すると、次のようなダイアログ・ボックスへ切り替わります。

「ユーザーインターフェイスを BlueBox として登録したので、Windows を再起動します」というメッセージです。Windows を再起動しなくてもログインしなおすだけで十分ですから、わざわざ再起動する必要はないでしょう。ただ、注意しておいた方がよいのは、このダイアログ・ボックスで「いいえ(N)」を選択し Windows を再起動しなかった場合、このダイアログ・ボックスを表示しているのは既に起動している bluebox.exe であるにも関わらず、実際にはこのあと bluebox.exe は終了してしまうという点です。したがって、「いいえ(N)」を選択すると、再びタスクマネージャなどから "-install" というオプションなしでもう一度 bluebox.exe を起動しなくてはなりません。ともあれ、これで BlueBox のインストールは終了です。
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先に紹介したインストールの手順で、二番目に紹介したダイアログ・ボックスを思い出しましょう。そこでは、BlueBox を全てのユーザーのシェルとして登録するか、それとも BlueBox をインストールしたユーザーだけが使うシェルとして登録するかという選択をしました。しかし、実際には自分だけが使うように設定すると、エクスプローラをファイラー・モードで起動したときなどに、シェルとしてのエクスプローラが起動してしまい、スタートメニューや(エクスプローラの)タスクバーがデスクトップに現れます。本来、ユーザーインターフェイスの設定は全てのユーザーについて設定した内容よりも個々のユーザーについて設定した内容が優先されるはずですが、エクスプローラに限ってはファイラー・モードよりもシェル・モードが優先されるため、ユーザーインターフェイスの設定とは無関係にシェルとしてのエクスプローラが起動してしまいます。互換シェルのコミュニティーでは、このような問題はしばしば「エクスプローラ問題(Explorer Problem)」と呼ばれています。
BlueBox の場合も、HKEY_LOCAL_MACHINE でエクスプローラを登録したまま HKEY_CURRENT_USER で bluebox.exe を登録して BlueBox を使っていると、ファイルのコピーや移動をしたいと思ってエクスプローラ(ファイラー・モード)を起動すれば、シェルとしてのエクスプローラが起動してしまいます。こうなると、設定によっては BlueBox のタスクバーの上にエクスプローラのタスクバーが乗っかってしまったりして、誰でも困惑するに違いありません。
あなたが一人でそのマシンを使っていて、ユーザーインターフェイスとしてエクスプローラを使わなくてもよいと決めているなら、問題は簡単に解決します。先のダイアログ・ボックスで全てのユーザーに対して bluebox.exe をシェルとして登録するようにしておけば、このような問題は起こりません。あるいは、エクスプローラ以外の互換シェルを全てのユーザーに対して登録し、あなた自身のユーザー・アカウントに対しては bluebox.exe をシェルとして登録すればいいわけです。こうできるのであれば、エクスプローラ問題は単に手間と時間の問題でしかありません。
しかし、そのマシンを家族と共有しているとか、学校や職場で他の人が異なるユーザー・アカウントでログインして使う可能性があるとかいった場合には、全てのユーザーに対して何の断りもなしに bluebox.exe をユーザーインターフェイスとして登録してしまうのは、迷惑以外の何ものでもありません(笑。ていうか、学校や職場ではマシンの管理者でもない限り HKEY_LOCAL_MACHINE ハイブのキーを書き換えるようなアクセスは制限されていて当たり前なので、現実には全てのユーザーについてユーザーインターフェイスを登録すること自体ができないでしょう。となると、全てのユーザーが使うシェルとしてはエクスプローラが登録されているでしょうから、あなたはそのキーを書き換えられる地位に昇進するなり、あるいはマシンの管理者権限を何らかの方法で獲得(「奪う」とまでは言いません<笑)しない限り、エクスプローラ問題が付きまとうことになります。ファイルをコピーしたり移動するには、エクスプローラ以外のファイルマネージャを使わなくてはならず、またエクスプローラのコンポーネントを呼び出してしまう可能性がある機能は使えなくなります。
ありていに言って、あなたが BlueBox をインストールするマシンの管理者権限(をもつアカウント・グループに属しているユーザー・アカウント)を使えないなら、エクスプローラ問題は解決しません。そして、管理者権限をもたないユーザーが管理者権限の必要なレジストリ項目を書き換えるようなことがあってはならないので、解決しないのは寧ろ当然のことでしょう。以前、僕はこのサイトでエクスプローラ問題に関する文書を公開しましたが、それらの解決案はどれも管理者権限でマシンにアクセスできなければ実行できないものであって、根本的な解決ではありません。したがって、現状ではマシンの管理者権限をもっていない人については、BlueBox に限らず、どの互換シェルを使う場合にもエクスプローラ問題は付いて回ることになります。
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BlueBox をコマンドラインから起動するとき、-install については最初の節で説明しましたが、他にも幾つかのオプションがあります。レジストリの shell 項目(最初の節で紹介したキーの中にあります)にも追加して書けますから、期待するオプション付きでいつも BlueBox を起動させたいときは、
"C:\BlueBox\bluebox.exe -option"
といったように書き換えておけばよいでしょう。確実にオプションまで認識させるために、bluebox.exe までのフルパスとオプションを二重引用符で括っておきます。
| BlueBox の起動オプション | |
|---|---|
| -install | BlueBox をユーザーインターフェイスとしてレジストリに登録します。実際にどういう動作をするかは既に説明した通りです。 |
| -uninstall | エクスプローラ(explorer.exe)をユーザーインターフェイスとしてレジストリに登録し、次にログインしたときにエクスプローラをシェルとして起動します。アンインストールとは言っても、既にある BlueBox 関連のファイルが削除されるわけではありません。-install オプションでレジストリに登録したのが bluebox.exe であったのに対して、-uninstall では explorer.exe を登録するというだけの違いです。 |
| -startup | スタートアップ・アイテムを、BlueBox の起動時に一緒に起動します。注意してほしいのは、ここで言う「スタートアップ・アイテム」とは、
といったキーに登録されているプログラムと、init.rc で指定されたプログラムに限られます。スタートアップ・フォルダに登録されたショートカットからは(ヴァージョン 0.41 の時点では)起動されません。 |
| -rc [.rc ファイルへのパス] | デフォルトの .rc ファイルを使わずに、指定したパスにある .rc ファイルを読み込んで起動します。ここで言っている「.rc ファイル」とは、blackbox.rc, init.rc, menu.rc の三つです。 |
以上で、はじめて BlueBox を起動するときの予備知識は終わりです。
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